重み(weight)とパラメータ(parameter)— 3B・7B・オープンウェイト
はで得た数値の集まりです。この数値が (パラメータ)、大部分が (重み)です。働きと ・7B の意味、を説明します。
重みとパラメータ。英語では weight と parameter
は、文章や事実をそのまま覚えているわけではありません。数値を持っていて、答えはその数値から計算します。この数値を parameter(パラメータ)と呼び、その代表的なものを weight(重み)と呼びます。
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weight
重み
英語で weight、たくさんあるときは weights と言います。式やコードでは、ふつう w と書きます。
入力が結果にどれだけ強く影響するかを決める数値です。その入力にかけ算します。
音響卓のつまみ一つのようなものです。
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parameter
パラメータ
英語で parameter、たくさんあるときは parameters と言います。短く params と書くこともよくあります。
モデルがしながら自分で調整する数値のすべてです。重みが最も多いですが、重みだけではありません。
音響卓のつまみ全部を数えたようなものです。
重みはパラメータですが、すべてのパラメータが重みというわけではありません。
「重みをダウンロードする」のように、パラメータ全体を単に重み(weights)と呼ぶことがよくあります。そのファイルには、バイアスなど学習で得たほかの数値も入っています。
パラメータに含まれるもの
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重み weight
入力にかけます。どれだけ強く反映するかを決めます。
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バイアス bias
最後に足します。結果を上下にずらします。
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埋め込み embedding
一つ一つを表す数値の並びです。
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正規化係数 normalization coefficient
値の範囲を安定させる、学習で得た数値です。
重み一つの働き
の小さな単位は、入力に重みをかけてから、バイアスを足します。重みが変わると、同じ入力でも結果が変わります。
同じ入力で、重みを三通りに変えると
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3 × 2 + 1 = 7重みが大きい: 入力が強く反映されます -
0 × 2 + 1 = 10: 入力は無視されます -
-1 × 2 + 1 = -1マイナス: 入力が逆向きに働きます
実際のモデルは、この計算を何十億もの重みで、層ごとに繰り返します。計算一つ一つはこれだけ単純です。ただ、その数がとても多いのです。
この数値は誰が決める? 学習が決める
人が入力するのではありません。学習はでたらめな数値から始めて、何度も直していきます。終わると数値をファイルに保存し、モデルが答えるあいだは変わりません。
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でたらめな数値から始める
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予測する
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間違いの大きさを測る
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すべての数値を少しずつ直す
何度も繰り返す
会話しても重みは変わりません。ふつうの会話は重みを使うだけです。変わるのは、モデルをもう一度学習させたときだけです。
パラメータとハイパーパラメータ
名前は似ていますが、役目は違います。人が学習の前にハイパーパラメータを選び、学習がパラメータを見つけます。
| パラメータ | ハイパーパラメータ | |
|---|---|---|
| 誰が決めるか | 学習がデータから見つけます | 人が選びます |
| いつ | 学習のあいだずっと更新されます | 学習を始める前に決めます |
| 例 | 重み、バイアス | 学習率、バッチサイズ、層の数、エポック数 |
3B や 7B は何を数えているか
数字のあとの文字は、パラメータの個数を表します。ファイルの大きさではありません。7B は、数値が約 70 億個という意味です。
- M
- 100万 1,000,000
- B
- 10億 1,000,000,000
- T
- 1兆 1,000,000,000,000
モデル名の読み方
モデルによっては、トークン一つごとにパラメータの一部だけを使います。そのようなモデルの名前には、二つの数字が書かれています。
Mistral-Large-4 1T A52B
- Mistral-Large-4
- モデルの名前
- 1T
- モデル全体のパラメータ数
- A52B
- A は Active。トークン一つごとに使うパラメータ数
Active が小さくても、軽く読み込めるわけではありません。モデル全体をメモリに置く必要があります。
7B モデルの大きさは?
大きさは、数値一つに何使うかで決まります。は、数値の個数はそのままで、一つ一つをより少ないビットで保存します。
重み容量 ≈ パラメータ数 × 1パラメータのビット数 ÷ 8
| モデル | 32 ビット | 16 ビット | 8 ビット | 4 ビット |
|---|---|---|---|---|
| 3B | 12 GB | 6 GB | 3 GB | 1.5 GB |
| 7B | 28 GB | 14 GB | 7 GB | 3.5 GB |
| 70B | 280 GB | 140 GB | 70 GB | 35 GB |
実際のファイルは、も入っているので少し大きくなります。モデルを動かすときは、KV やバッファ用のも余分に必要です。
オープンウェイト、オープンモデル、オープンソースは同じではない
これらの言葉は、モデルをどこまで受け取れるかを表します。下に行くほど、多くを受け取れます。
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クローズドモデル(closed model)
会社のアプリや を通してだけ使えます。重みは会社のにあります。
例 Claude、Gemini、ChatGPT の中にある GPT モデル
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オープンウェイト(open weights · open model)
重みをダウンロードして、自分のコンピューターで動かせます。どう学習したかは公開されないことがあります。
例 Llama、Qwen、DeepSeek、gpt-oss、Mistral Large 4
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オープンソース AI(open source AI)
学習との詳しい情報も受け取れます。誰でも使い、変更し、共有できる条件です。
例 OLMo、Pythia、T5。Open Source Initiative の検証段階を通過しましたが、認証ではありません。
| ダウンロードできる重み | 学習コード | 学習データの詳しい情報 | 自由に使い、変更し、共有できる | |
|---|---|---|---|---|
| クローズドモデル(closed model) | いいえ | いいえ | いいえ | いいえ |
| オープンウェイト(open weights · open model) | はい | モデルによる | 一部のことが多い | ライセンス次第 |
| オープンソース AI(open source AI) | はい | はい | はい | はい |
オープンモデルは決まった規格の名前ではなく、ふだん使う言葉で、たいていオープンウェイトを指します。オープンウェイトのモデルをオープンソースと呼ぶ会社もあるので、ライセンスを読みましょう。
オープンウェイトにもライセンスがある
- Apache 2.0 · MIT
- 制限が少ないです。表示を残せば、商用でも使えます。 Mistral 7B · gpt-oss · DeepSeek V4.1 Flash
- 独自ライセンス
- 会社が自分で決めた条件です。そのモデルで事業を始める前に読みましょう。 Llama · Mistral Large 4
最近の例: Mistral Large 4
Mistral AI は、2026年10月に Mistral Large 4 の重みを で公開しました。パラメータは約 1T 個で、トークン一つごとに約 52B 個を使います。ライセンスは ではなく Mistral Ecosystem Open-Weight License です。このモデルでモデルサービスを運営するには、Mistral の商用ライセンスが別に必要です。
Hugging Face のモデルカード (新しいタブで開きます)小さなモデルを自分で動かしてみる
llama3.2:3b は 3B のモデルです。 に書かれているダウンロードサイズは 2.0 で、ノートパソコンにも入ります。
ollama run llama3.2:3b
よくある勘違い
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「B はバイトのこと」
ここでの B は billion(10億)です。7B モデルの大きさは、数値一つのビット数で決まります。
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「パラメータが多いほど賢い」
数値が多いと、入れられる量が増え、モデルは重くなります。どれだけ良いかは、学習データと設計でも決まります。
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「オープンウェイトはオープンソース」
作り方は分からず、できあがった数値だけを受け取る場合もあり、ライセンスに制限があることもあります。
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「量子化はパラメータを減らす」
個数はそのままで、一つ一つをより少ないビットで保存します。7B は 7B のままです。
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「関数の parameter と同じもの」
プログラミングや API の parameter は、渡す値のことです。モデルの parameter は、学習で得た数値です。
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「アテンションの重みはモデルの重み」
アテンションの重みは、文ごとに新しく計算し、合計が 1 になります。モデルのファイルには保存されません。
出典
2026-10-31 にこれらのページに載っていた数値です。モデル名とライセンスは変わるので、最新のページを確認してください。
- Open Source Initiative — The Open Source AI Definition 1.0(新しいタブで開きます)
- Open Source Initiative — Open Source AI FAQ(新しいタブで開きます)
- Google — Machine Learning Glossary(新しいタブで開きます)
- Ollama — llama3.2(新しいタブで開きます)
- Hugging Face — mistralai/Mistral-7B-v0.1(新しいタブで開きます)
- Hugging Face — openai/gpt-oss-20b(新しいタブで開きます)
- Hugging Face — Qwen/Qwen3-Coder-30B-A3B-Instruct(新しいタブで開きます)
- Language Models are Few-Shot Learners (GPT-3, arXiv)(新しいタブで開きます)
- Hugging Face — deepseek-ai/DeepSeek-V4.1-Flash-1017(新しいタブで開きます)
- Hugging Face — mistralai/Mistral-Large-4-1T-A52B(新しいタブで開きます)