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重み(weight)とパラメータ(parameter)— 3B・7B・オープンウェイト

はで得た数値の集まりです。この数値が (パラメータ)、大部分が (重み)です。働きと ・7B の意味、を説明します。

用語集に戻る 2026-10-31 にモデルの数値を確認しました
小さなつまみが何百個も、それぞれ違う高さに並んだ音響卓が、入ってきたタイルを一つのタイルにして送り出し、ロボットの腕がつまみをいくつか少しずつ動かしている

重みとパラメータ。英語では weight と parameter

は、文章や事実をそのまま覚えているわけではありません。数値を持っていて、答えはその数値から計算します。この数値を parameter(パラメータ)と呼び、その代表的なものを weight(重み)と呼びます。

  • weight

    重み

    英語で weight、たくさんあるときは weights と言います。式やコードでは、ふつう w と書きます。

    入力が結果にどれだけ強く影響するかを決める数値です。その入力にかけ算します。

    音響卓のつまみ一つのようなものです。

  • parameter

    パラメータ

    英語で parameter、たくさんあるときは parameters と言います。短く params と書くこともよくあります。

    モデルがしながら自分で調整する数値のすべてです。重みが最も多いですが、重みだけではありません。

    音響卓のつまみ全部を数えたようなものです。

重みはパラメータですが、すべてのパラメータが重みというわけではありません。

「重みをダウンロードする」のように、パラメータ全体を単に重み(weights)と呼ぶことがよくあります。そのファイルには、バイアスなど学習で得たほかの数値も入っています。

パラメータに含まれるもの

parameters · パラメータ
  • 重み weight

    入力にかけます。どれだけ強く反映するかを決めます。

  • バイアス bias

    最後に足します。結果を上下にずらします。

  • 埋め込み embedding

    一つ一つを表す数値の並びです。

  • 正規化係数 normalization coefficient

    値の範囲を安定させる、学習で得た数値です。

重み一つの働き

の小さな単位は、入力に重みをかけてから、バイアスを足します。重みが変わると、同じ入力でも結果が変わります。

y出力 w重み x入力 bバイアス

同じ入力で、重みを三通りに変えると

  1. 3 × 2 + 1 = 7 重みが大きい: 入力が強く反映されます
  2. 0 × 2 + 1 = 1 0: 入力は無視されます
  3. -1 × 2 + 1 = -1 マイナス: 入力が逆向きに働きます

実際のモデルは、この計算を何十億もの重みで、層ごとに繰り返します。計算一つ一つはこれだけ単純です。ただ、その数がとても多いのです。

重みを自分で学習させてみる

この数値は誰が決める? 学習が決める

人が入力するのではありません。学習はでたらめな数値から始めて、何度も直していきます。終わると数値をファイルに保存し、モデルが答えるあいだは変わりません。

  1. でたらめな数値から始める
  2. 予測する
  3. 間違いの大きさを測る
  4. すべての数値を少しずつ直す

何度も繰り返す

会話しても重みは変わりません。ふつうの会話は重みを使うだけです。変わるのは、モデルをもう一度学習させたときだけです。

パラメータとハイパーパラメータ

名前は似ていますが、役目は違います。人が学習の前にハイパーパラメータを選び、学習がパラメータを見つけます。

パラメータとハイパーパラメータ
パラメータ ハイパーパラメータ
誰が決めるか 学習がデータから見つけます 人が選びます
いつ 学習のあいだずっと更新されます 学習を始める前に決めます
例 重み、バイアス 学習率、バッチサイズ、層の数、エポック数

3B や 7B は何を数えているか

数字のあとの文字は、パラメータの個数を表します。ファイルの大きさではありません。7B は、数値が約 70 億個という意味です。

M
100万 1,000,000
B
10億 1,000,000,000
T
1兆 1,000,000,000,000
よく話題になるモデルのパラメータ総数
  • Llama 3.2 3B 3B
  • Mistral 7B 7B
  • gpt-oss-20b 21B
  • Qwen3-Coder 30B-A3B 30.5B
  • GPT-3 175B
  • DeepSeek V4.1 Flash 763B
  • Mistral Large 4 1T

すべての棒は同じ目盛りなので、小さなモデルは点のように見えます。実際にそれだけ差があります。数値は概数で、各モデルカードから取っています。

モデル名の読み方

モデルによっては、トークン一つごとにパラメータの一部だけを使います。そのようなモデルの名前には、二つの数字が書かれています。

Mistral-Large-4 1T A52B

Mistral-Large-4
モデルの名前
1T
モデル全体のパラメータ数
A52B
A は Active。トークン一つごとに使うパラメータ数

Active が小さくても、軽く読み込めるわけではありません。モデル全体をメモリに置く必要があります。

7B モデルの大きさは?

大きさは、数値一つに何使うかで決まります。は、数値の個数はそのままで、一つ一つをより少ないビットで保存します。

重み容量 ≈ パラメータ数 × 1パラメータのビット数 ÷ 8

重みだけの理論上の大きさ(10進の GB)
モデル 32 ビット 16 ビット 8 ビット 4 ビット
3B 12 GB 6 GB 3 GB 1.5 GB
7B 28 GB 14 GB 7 GB 3.5 GB
70B 280 GB 140 GB 70 GB 35 GB

実際のファイルは、も入っているので少し大きくなります。モデルを動かすときは、KV やバッファ用のも余分に必要です。

オープンウェイト、オープンモデル、オープンソースは同じではない

これらの言葉は、モデルをどこまで受け取れるかを表します。下に行くほど、多くを受け取れます。

  1. クローズドモデル(closed model)

    会社のアプリや を通してだけ使えます。重みは会社のにあります。

    例 Claude、Gemini、ChatGPT の中にある GPT モデル

    AIコースの AI の言葉

  2. オープンウェイト(open weights · open model)

    重みをダウンロードして、自分のコンピューターで動かせます。どう学習したかは公開されないことがあります。

    例 Llama、Qwen、DeepSeek、gpt-oss、Mistral Large 4

    ダウンロードしたモデルを動かす

  3. オープンソース AI(open source AI)

    学習との詳しい情報も受け取れます。誰でも使い、変更し、共有できる条件です。

    例 OLMo、Pythia、T5。Open Source Initiative の検証段階を通過しましたが、認証ではありません。

    Open Source AI の定義 (新しいタブで開きます)

受け取れるもの
ダウンロードできる重み 学習コード 学習データの詳しい情報 自由に使い、変更し、共有できる
クローズドモデル(closed model) いいえ いいえ いいえ いいえ
オープンウェイト(open weights · open model) はい モデルによる 一部のことが多い ライセンス次第
オープンソース AI(open source AI) はい はい はい はい

オープンモデルは決まった規格の名前ではなく、ふだん使う言葉で、たいていオープンウェイトを指します。オープンウェイトのモデルをオープンソースと呼ぶ会社もあるので、ライセンスを読みましょう。

オープンウェイトにもライセンスがある

Apache 2.0 · MIT
制限が少ないです。表示を残せば、商用でも使えます。 Mistral 7B · gpt-oss · DeepSeek V4.1 Flash
独自ライセンス
会社が自分で決めた条件です。そのモデルで事業を始める前に読みましょう。 Llama · Mistral Large 4

最近の例: Mistral Large 4

Mistral AI は、2026年10月に Mistral Large 4 の重みを で公開しました。パラメータは約 1T 個で、トークン一つごとに約 52B 個を使います。ライセンスは ではなく Mistral Ecosystem Open-Weight License です。このモデルでモデルサービスを運営するには、Mistral の商用ライセンスが別に必要です。

Hugging Face のモデルカード (新しいタブで開きます)

小さなモデルを自分で動かしてみる

llama3.2:3b は 3B のモデルです。 に書かれているダウンロードサイズは 2.0 で、ノートパソコンにも入ります。

Ollama をインストールしたあと、ターミナルで実行
ollama run llama3.2:3b

よくある勘違い

  • 「B はバイトのこと」

    ここでの B は billion(10億)です。7B モデルの大きさは、数値一つのビット数で決まります。

  • 「パラメータが多いほど賢い」

    数値が多いと、入れられる量が増え、モデルは重くなります。どれだけ良いかは、学習データと設計でも決まります。

  • 「オープンウェイトはオープンソース」

    作り方は分からず、できあがった数値だけを受け取る場合もあり、ライセンスに制限があることもあります。

  • 「量子化はパラメータを減らす」

    個数はそのままで、一つ一つをより少ないビットで保存します。7B は 7B のままです。

  • 「関数の parameter と同じもの」

    プログラミングや API の parameter は、渡す値のことです。モデルの parameter は、学習で得た数値です。

  • 「アテンションの重みはモデルの重み」

    アテンションの重みは、文ごとに新しく計算し、合計が 1 になります。モデルのファイルには保存されません。

出典

2026-10-31 にこれらのページに載っていた数値です。モデル名とライセンスは変わるので、最新のページを確認してください。

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